2009年11月17日

2009旅行記:5日目 10月14日(水)●Exquisite Bodies@Wellcome Collection

7時起床、7時半朝食。BBCによると今日は雨模様らしい。
最終日なのでミュージアム巡りをすることにして計画を立てる。
とりあえずポイントは入場料。ガイドブックなどを見比べたところ、FREE、£5〜£8、£10〜という感じに分かれる気がする。大英博物館みたいに通常展示は無料でも、特別展は入場料が必要だったりするし。
メールチェックすると、ケンブリッジ君から連絡来ていて、一緒にランチという当初の予定が変更になり、夜にケンブリッジ君ちの最寄り駅で落ち合ってお茶することになった。
了解と返信して、昼を目がけてシティ(ケンブリッジ君の勤務先のあるエリア)へ出掛けるという予定を微修正する。

ホテルに着いた日、部屋に置いてあったパンフレットを見て気になっていたWellcome Trustのコレクション展示を見ることにし、まずはポストカードを出すため9時半頃ホテルを出てRussell Square近くの郵便局へ。

外は寒い!20分くらいで迷わず郵便局着。が、入り口がバスツアーの受付窓口と一緒になってて入るの躊躇してしまった。
例によって4、5人の列が出来ていたのでそこに並ぶ。ほどなく私の番が来て、窓口の男性にポストカードを見せて値段を尋ねると、まず英語で「£2.48」って言ってくれたんだけど、私が聞き返すと今度は上手な日本語で「2ポンド、ヨンジュウハチ」って言ってくれた。
air mail.JPG

今回は、切手とシールがセットになっているこういうのをくれた。1通当たり約100円。ぺたぺた貼って、投函して終了。

郵便局を出て北へ歩き、10時過ぎにEuston Roadに面して建つWellcome Collectionに到着。
ウェルカム・コレクションは、ヘンリー・ウェルカムという医者であり収集家でもあった人が創設した医療財団ウェルカム・トラストの抱えるイベント施設。ギャラリーの他に図書館、カフェ、ショップ、クラブルームなども併設。
ウェルカム・トラストは世界で2番目に裕福な医学研究支援団体(Wikiより)だそうで、なるほど建物は新しく立派で洗練されており、ハイエンドファッションの大型店舗みたいな、嫌みのない優雅さが漂ってた。この中だけイギリスじゃないみたいだった。
exquisite bodies.JPG

入っていいのかなーともたもたしていたら、他のお客さんが入っていったので、様子をうかがいつつ同じように入って、まず入り口の階段脇で簡単な荷物チェック。あとはご自由にという風だった。
wellcome trust sealing.JPG

入ってすぐは広い吹き抜けのフロアになっていて、階段を数段上がった中二階みたいなところがGround Floor(1階)扱いになってた。階段上がって左手がエキシビションフロアの入り口、右手にカフェ+ショップ。
早速展示会場へ。

今回の「Exquisite Bodies」展・・・この場合は”精巧な人体模型”とでも訳そうか。
中世〜近代にかけての、解剖学にまつわる人体模型や資料、奇形動物の剥製、奇病奇形のレプリカなどの展示。
Ivory-anatomical-model-Ex-002.jpg

ちょうど入ってすぐの部屋に妊婦の解剖模型が展示されていて、中学生くらいの子ども+教員2人という10人くらいの団体さんがにぎやかに鑑賞中だった。静かな会場で彼らはとっても元気に談笑していたので、彼らを避けてさっさと次の部屋へ。
「解体新書」の世界って感じ。解剖模型は女性や妊婦のが多かった。
解説も英語で丁寧に書いてあるんだけど、何せ医学用語なんで、大半は難しくて分かりません。でもかなりインパクトある展示だった。
「Exquisite Bodies」展はその2部屋分で終わり、階段を上がると常設展示の部屋だそうで、面白そうなので螺旋階段を上がって2階へ。

ここは世界中から集められた、医学に関する古道具類を展示した部屋。
ガラスケースに入れられている展示品は、割と雑多に分類されてるようにも見えたけど、とにかく多種多様で面白い。
聴診器、歯の治療模型、往診道具箱、アフリカの祈祷の道具、ナポレオンの歯ブラシ、入れ歯、義眼、貞操帯等の淫靡な小物、スカル(頭蓋骨)模型、鉄製のコルセット、ギロチンブレード(ギロチンの刃。医療道具??)・・・。
顔の半分がalive(生前)とdeath(死後)になっている頭部の模型(?)はアート作品て感じ。
部屋自体も作りが面白く、壁に作り付けの扉や引き出しを開けるとその側の展示ケースにまつわる解説が読めたりする仕組みになってた。

部屋の残り半分は、展示ケースに入らない大型展示物。壁には絵画も。義手義足、拷問椅子、分娩台など。大きな木の箱に、手術道具一式を刃物系と鉗子系に分けて陳列してあったり。
ここで流れていたビデオが良かった。
モノクロ画像で台詞などはなく、ジャズっぽい音楽が流れる中、レトロな人形劇風にふと人の手が出てきたり、紐がひとりでにくるくる巻き付いていったりして分娩台が完成するアニメーション。
何だか昔のNHK教育とかで見たような、懐かしい感じ。思わずじーっと見てしまった。

次の部屋は一気に現代に。壁も天井も白い部屋はまぶしいくらいに明るい。
まず入ってすぐの所にある自動制御バクテリア培養機(多分)の、ロボットアームが規則正しくシャーレの上を動く様子に感心してしまう。とてもSFっぽい。
他には体に関するモダンアートとか、30センチ四方くらいに拡大されたダニや蚊の模型とか。

奥は長机に椅子が並べられた学習室になってて、訪れた子ども達が描いたらしい絵が壁に貼ってあった。
突き当たりの扉を開けると廊下があって、そこの来客用お手洗いを借りた。
ここのトイレはこれまでイギリスで入ったどのトイレよりも豪華で清潔だった!トイレットペーパーは両端にレース柄の型押しが入った豪華(というか無駄な)3枚重ね!もちろん温便座+ウォッシュレットで、トイレに付けられるあらゆる設備・機能を盛り込んだって感じだった。

全部見終わったので、下へ降りてショップへ。
手前にあるカフェを通って入るんだけど、カフェメニューもおいしそうだった−。
ショップもかなり面白い。半分は医学に関する書籍で、残りはある種グロテスクな絵や写真をモチーフにしたノート、ペン、マグカップなどなど。寄生虫が一面にプリントされたマグカップでコーヒーとか飲めないし!同じようなデザインのマウスパッドとか顕微鏡写真をプリントしたノートとかもあったけど、ここまでやってしまうってのはある意味徹底してるなーと感心した。
顕微鏡写真を着色したポストカードなど3枚(各£0.5)と、コレクションをイラスト風にしてプリントしたエコバッグ£2を買った。
wellcome collection postcards.JPG wellcome collection bag.JPG

入場無料でこんなに見せてもらえるのはお得。人体、医学に興味ある方は訪れる価値あり。
ガイドブックにはあまり載らないようなところだけどおすすめです。
posted by miyuki at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | London 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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